2013年2月4日月曜日

日本の福祉制度に質問

 日本で生まれて、「自閉症の傾向があるのでは」と懸念された場合、一般的にはどういった流れで福祉のシステムが利用されるのでしょうか?私も自閉症の福祉制度を勉強するために、地元名古屋市や、愛知県のウェブサイトを見たり、自閉症に関連する施設に電話をかけてみました。電話に答えて、特に丁寧に説明くださった公務員の方、ありがとうございました。
 まず、愛知県のウェブサイトで検索のところに「自閉症」とタイプすると、「あいち発達障害者支援センター」が出てきます。ウェブサイトによると、これは愛知県の春日井市にあって、愛知県コロニー「緑の家」という名前で発達に心配のある子どもとその家族が宿泊して(1泊、2泊、4泊5日など)、治療教育や発達検査を受けられるようです。ウェブサイトの内容も分かりやすい。ウェブサイトで自閉症と検索するとすぐにセンター名前が出てくるのですから、愛知県で自閉症と言えばここに行くのだろう、と率直な印象を受けました。
 電話をかけてみると、応対はとっても丁寧。今思い返すと、一番先に電話をかけたここが、一番対応が良かったですね。丁寧に質問に答え説明してもらい、本当にありがとうございました。しかし丁寧な対応なのですが、愛知県の福祉の現状については、やや驚く事が多かったです。このようなやり取りです。
こうじ:「最近療育で起業したんですが、パンフレットをおかして頂けますか?」
担当の方:「多分良いんじゃないですか。ただ、ここは奥まった所だし、あまり人の目につきませんよ。」
(こうじ心の声:あまり人が来ないって?愛知県が全面に推しているのでは?)
こうじ:「じゃあ自閉症児を持ったお母さん達はどこへ行って相談するんですか?児童相談所とかですか?」
担当の方:「そうですね、どこに行くんでしょうかね?親は保育園の先生、保健センター、児童相談所ということもあるかもしれません。保育センターでは子育て支援や親子教育などもあるので。」
(こうじ心の声:保育園の先生や保育センターでの子育て支援っていうことは、自閉症の専門でない方が主に相談にのるということ?)
担当の方:「自閉症の診断が必要かの判断もあるし。タイミングもあるので。流れの中で、取りあえず上手くやって行ける事もあるので。」
(こうじ心の声:え?診断が必要?日本では自閉症って、症状がある時に診断するのではなくて、「必要」な時に診断するの?取りあえず上手くやって行ければ良いってことは、取りあえず大きな問題がなければ、何の対応もない?)
こうじ:「自閉症診断の必要があるかって、親が決めるんですか?驚きました。」
担当の方:「親が必要があったと理解した場合というか、手帳等のメリットがある場合には診断を受けることになります。医者の場合は心配だという意見を述べて、様子を見ると言う事が多いですね。」
(こうじ心の声:手帳などの福祉のメリットがあって初めて診断となる。確かに誰も何もしてくれないのに診断名だけあっても、仕方ない。)
 あとはのやり取りは大まかに、「あいち発達障害者支援センター」ではスタッフが6人で、コロニーの中の一部だということ。本当に小さいんですね。愛知県 の自閉症児の全般に対処しようとするセンターでは明らかにない。それから、ウェブサイトに「愛知県と名古屋市では自閉将群と診断されると、医療保険による 支給が受けられる」とありましたが、それは金銭的に(診断等を含む)医療費の支給が受けられるということ(療育は医療費は入らない)を聞きました。
 ここまでで、あまりの認識の違いに愕然としてしまいました。ABAの療育(治療教育)をすれば発達の度合いに大きな結果がある、特に幼い頃に療育始めれば、効果が大きいことが研究で分かっているのです。さらに言えば、それが分かってからもう20年になるのです。早期発見、早期療育が重要かつ必要なで問題となってきていて良い頃ではないでしょうか?日本では、保育園の先生や、保健所の保健師などがする「子育て支援」の延長として対応(健常児と発達支援の延長線上の対応)しているのでしょうか?色んな疑問がわきましたが、今回のこの程度の会話で日本の福祉を分かったつもりになっても仕方がないので、これからも少しずつですが色々公的機関に電話をかけたり、尋ねたりして勉強させて頂きます。まだ私が知らないだけで、自閉症、広汎性発達障害に大切な福祉の制度が色々あるかもしれません。
 今回担当の方とのやり取りを官公庁の許可も取らずに暴露してしまったわけです。特に個人情報はのっていないのですが、法律上問題あれば言ってください。このブログもはずします。ただ、誤解してもらいたくないのは、公務員が良いとか悪いとかを判断するためにやっているのではないのです。私も日本で3年、アメリカで3年公務員をさせていただきましたが、公務員とは、法律で定められた仕事をするだけなのです。それ以上でもそれ以下でも行けないのです。その法律を作るのは議員さんなどの政治家であり、政治家に決められた法律を履行するのに必要な細かいルールを決めるのが官僚のトップです。 議員さんを選ぶのは誰?有権者なのです。私たちが決められるのです。公務員のやる仕事がおかしい、と思ったら変えればよいのです。変えるには、民主主義ですからある程度の人数の声が必要です。皆で声に出して行きませんか?

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