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将来の学校教育に向けて、集団療育を考える

 家から徒歩30秒の教室から、電車に乗って通勤する教室に移動し、はや3ヶ月目です。実は私は中年になるまで今まで一度も通勤電車というものに乗ったことがないのです。朝の通勤電車も面白いですよね。人生経験が大切だ。気が付いたことは、名古屋は満員に近いくらい人が多くなってきても、車両の奥に人が流れていかないんです。ですから、車両のドア付近に人がたくさんでも、奥の方は以外と空いていたりします。東京では毎朝とんでもない人の量ですから、奥に人を入れないという選択肢は絶対にあり得ないのですが、名古屋ではドア付近に乗っいる人はそのまま奥に移動せず、次に人が乗って来ようとしても場所も開けてくれません。「なんで場所開けてくれないの?」といつも思いながら人を押しのけて毎日電車に乗ります。所詮名古屋人は他人のことなんて、どうでも良いのでしょうか?  よくよく考えると、名古屋の人は東京のように大量の人に慣れていないからかな、とも思います。名古屋の(少なくとも私の乗る)電車は最初からそんなに満員にならないのです。東京のように押し込んで人を乗せるところとは違うのです。一度大雨で電車が遅れた時も、いつもと比べれば超満員なのですが、電車の奥にはそれほど人が流れないままドア付近だけ人が詰め込まれるために、結局人が乗れないままドアが閉められてしまいました。乗る人も、「次の電車に乗れば良いか・・・」程度なのか、皆我慢して次の電車を待っていました。いや、一人だけいました。怒って柱を蹴っていた人がいました。びっくりしました。人前で柱を蹴るなんて・・・そっか、そんなに電車乗れなかったのが辛かったんだ・・・。もしや、うちの教室に来る系かしら・・・。これが東京だと、「乗れないから、次の電車に・・・」なんて言っていたら、1時間待っても電車に乗れないですよね。みんなどんどん押して車両の中までぎゅうぎゅう詰めにしますよね。やはり東京のような場所に住むと、大量の人にどう対処して良いのか徐々に学ぶのでしょう。  新しい教室に来て、場所が広くなり、やや大きめのグループを作ることができるようになりました。素晴らしいことです。気づいたことですが、2人のグループに慣れている子が4人になると、4人のグループに慣れている子が6人になると、人数に合わせた行動ができずに、これまで問題行動がなかったお子様にも問題行動が出ることもあるのです。