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NHK「あさイチ」で取り上げられたABA

 今日6月22日(水)にNHKの「あさイチ」でABAが取り上げられました。過去にテレビで自閉症が取り上げられた際には、比較的短い放映時間で、しかも半分以上「早期発見が大切」とか「まだ実用化されていない最新研究」などが大きく幅をとってしまって、「ABA」という言葉も出てこなかったり、「診断を受けてから、親が子どもにしてあげられる教育」にはあまり焦点が置かれないこともありました。今回は「発達障がいとABAについて」の特集だったからでしょうか、ABAとABAを使った実際の療育の場面が、1時間以上も紹介されており、非常に満足できる内容だったと思います。例えば、専門家の元で指導を受けながら療育を続ける親の姿、療育を受ける前とその後の様子、特に「褒める」という言葉を使ってABAの療育が紹介されていました。また、自閉症だけではなくADHD/ADDやLDも含めた発達障がい全般に向けての情報になっており、よりたくさんの方へ向けて発信されたことも良かったと思います。今後朝の時間ではなく、いろんな方が見られる夕方以降の時間で放映される番組でも紹介されるようになると良いですね。出演されたご家族の方、専門家の方もお疲れ様でした。  今現在でも、自閉症や発達障がいの診断を受けたり、もしくはその疑いが危惧される場合に、公的機関や専門家から「ちょっと様子を見ましょう」と療育を先延ばしされることもあると聞きます。より多くの機会でABAや療育が紹介され認知度が上がり、診断を機に1つでも具体的に親が何をすれば良いのか教えてくれるようなシステムに、さらには、紹介された徳島県のように、公的機関でもABAを使った教育が受けられるような体制に徐々に変わっていくと嬉しいです。  今度福島県での取り組みもテレビで紹介されて欲しいですね。