インスタグラム・写真の良さ

 インスタグラムを始めました。「インスタ映え」という言葉が流行ってから随分経ち、今さらながら、時代についていくのも大変ですね。この年齢でも新しいことは学べるのですが、時間がかかりますし、江戸っ子親父のようにだんだん焦る傾向が強くなっている今日この頃。操作が上手くいかない度にイラっとしますね。スマホをうまく使いこなせず、「もうやだ!」と、ちびまる子ちゃんみたいにトイレにダッシュで逃げ込むこともしばしば。やっと操作に慣れ、少し落ち着いて写真がアップできるようになってきました。ちなみに以下のリンクから開いてみてください。https://www.instagram.com/p/CN6fnp3nPhh/?utm_source=ig_web_copy_link

 インスタと言えばやはり綺麗な写真。最初に教室のひまわりの工作の写真を載せたのですが、それがすぐに40くらい「いいね」が届き、「これはすごい」と勘違いしたのも束の間、それ以降に載せたものは1つ2つ程度ですかね。まあ「いいね」の数にあまり振り回されずに、地味に写真を載せていきます。

 確かに最近は(前から?)療育にも写真やビデオをフル活用するようになってきました。子どもにやらせたい活動はビデオに撮って子どもに見せます。ビデオモデリングと言って、ビデオに撮ってある方が、集中して見本を見て真似ができるからです。大人でもそうですよね。ご飯の作り方レシピよりも、クックパッドで写真やビデオがあった方が分かりやすい。教室の工作も、ご家庭で何度も作って欲しいですからできるだけビデオに撮りますし、そのままyoutubeにアップすることも増えました。(ちなみに、工作のYouTubeは、https://youtu.be/qKl6WipS6uI などです。参考までに。)療育中も楽しい活動はできるだけ写真を撮って、生徒に後から「今日は何が楽しかった?」と振り返らせます。その写真をそのままプリントアウトして、「写真日記」にして、「4月22日、ひまわりきょうしつで、こうじくんと、くろひげゲームであそんだ。たのしかった。」など、まとめてもらってます(場合によっては、大人が書いたものをなぞってもらうだけですが)。楽しい体験を写真と文章にまとめると、後から他の人にその楽しさを共有できるので、その効果はすごいです。他の人から「すごいね。くろひげ遊んだの?」と言ってもらえることの喜びは、そのまま話す・会話する喜びの体験につながります。

 また写真は撮ることそのものも、良い趣味に繋がると考えています。例えば電車が大好きな子がいますよね。毎日見ても、毎日乗っても飽きないくらい好きな電車の良さを他の人と共有して欲しい。同じ電車でも、その日のその時間の太陽の角度や、天候や、中に乗っている人も違います。その子にしか分からないその電車の良さが、言葉で言えない分、写真なら伝わるかもしれません。毎日微妙な違いがあるのかもしれませんし、その良さをぜひ写真に撮って欲しいと思います。大きくなったら、それこそインスタグラムに自分のアカウントを持って世界の同じような趣味を持つ友達と繋がって欲しいと思います。「それそれ!その角度!」と、電車の良さを心から理解してくれる友達と繋がることができると良いですね。

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